人々との交流
 彦九郎と交流をもった人々は多岐に及び、日記に細かく記されています。生家・藩士・儒学者・学者などの知識人のほか、その土地の町人・商人・工人・農民などあらゆる階層にわたっています。彦九郎は、行く先々で次々と新たな交流を生み出していきました。
 江戸では、蘭学者前野良沢宅に寄寓し、深い関わりをもち交流しています。このほか細井平洲・簗次正・長久保赤水・大槻玄沢・岡田寒泉・服部栗斎・菅野輪斎らと交流しています。
水戸では、立原翠軒・藤田幽谷・木村謙次らと交流しています。
京では、公家の岩倉具選の宅に長く寄寓し、中山愛親・芝山持豊・高辻胤長・伏原宣條のほか、白木屋主人大村彦太郎・高芙蓉・池大雅・柴野栗山・股野玉川らと交流しています。
九州では、樺島石梁・赤崎貞幹・脇愚山・広瀬淡窓らが、米沢では上杉鷹山・莅戸大華、仙台で林子平、伊勢崎では村士玉水・浦野神村らと交流しています。
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