紵絲斗帳(県指定文化財) 明国世宗時代
(16世紀)の織物で、わが国に伝来された、濃い藍色地に鳥や雲を紅色で織り、
端に銘文がある。
忍城主成田長康(泰)公が寄進し、五代将軍綱吉公ご覧の上、嘉賞され当山へ
書画二幅を奉献された。荻生徂徠の「度量衡考」にも記載されている。
|
実盛公銅像 平成8年開創818年御開扉の
記念事業として「実盛公銅像」が建立され、サウンドモールからは尋常小学校唱歌
「斎藤実盛」が流れ、歌で実盛公の遺徳を賛えています。
|
大師堂 真言宗の宗祖弘法大師を祀る。建久8年の
創立と伝えられる土蔵造りの御堂は、平成7年11月に大規模に立て替えられ、関東
八十八カ所霊場の結願寺として、お遍路さんの巡礼が増えている。
|
軍茶利明王 不動明王、降三世明王とともに五大
明王の一尊で、愛のむちをくわえて衆生を悟りに導くことを本誓とする仏さま。
滝は、甘露の水を表している。
|
籠堂受付・お札授与所 平成8年の御開扉に
合わせて整備。
|
鐘楼 鐘楼は、床面積13u、宝暦11年11月の
造立で、棟梁は2代目の林兵庫正信である。昭和30年に改鋳され、現在は平和の鐘として
朝夕時を告げて親しまれている。
|
仁王門 万治元年(1658)の創立と伝えられるが、
明治24年台風により倒壊。同27年に再建された。左右の金剛力士は当時のままで、
室町時代の気風を残す逸品である。昭和57年に屋根を改修。
|
空海筆・いろは歌碑 本坊本堂の右側にある歌碑。
高さ1m50cm、すべて変体平がな47字で4行に刻され、大同4年秋に「いろは」を
作った弘法大師の真筆と伝えられ、空海と署名がある。
|
四脚門(中門) 木端及び側面破風の中央にある
懸魚の模様など、室町時代の特徴をよく表している貴重な建物で、里人はこの門を
甚五郎門と称している。平成2年改修。
|
太平記絵巻 平成8年の御開扉に合せ、遊歩道の
起点に歴史探訪トイレが整備され、その壁面には「妻沼の地名の由来」「太平記絵巻」
のうち斎藤実盛公の子孫の実永・実季兄弟が利根川で活躍した場面が展示されている。
|